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biomedical nanotechnology

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Vision & Mission

昨今の医療は目覚ましい進歩を遂げ、さまざまな病気や怪我が治療できるようになりました。
一方で、未だ治療方法が無い病気や怪我、また新しい治療法によって新たに生まれた病気もあります。
私たちは、未だ有効な治療法が確立していない領域に挑戦し、病気や怪我を克服し、
活動的な生活をおくることを目標としています。

レドックスナノ粒子(Redox NanoParticle: RNP)CTB211 創薬事業

CTB211は、ブロック共重合体にラジカル捕捉・消去剤のニトロキシラジカルTEMPOを共有結合で担持させた粒径20-30nmの高分子ミセル製剤です。
これまで筑波大学においてレドックスナノ粒子として研究開発されてきました。
血中滞留性の向上によりTEMPOの生物学的半減期は15秒から60分に延長し、pH応答性により中枢神経の各種細胞で生じる活性酸素種を消去することにより
神経保護効果を示しており、様々な病気や怪我への応用が期待されています。

CTB211 虚血性脳卒中

脳卒中は、日本では年間30万人、アメリカでは年間80万人の方が発症しているといわれ、日本人の死因第3位で、 世界では第2位の死因となっています。急性脳主幹動脈閉塞に対する再開通治療(血栓回収療法)は、 有効性の高い治療法として、2015年から急速に普及しています。 しかし、虚血性脳卒中患者の転帰を改善させる有効性の高い治療法ではあるものの、 依然として50%以上の患者さまは十分な効果を得られず、要支援・要介護または寝たきり・死亡に至るなど、転帰不良になっています。 血栓回収療法が十分な効果を得られない主な原因は、再開通後に生じる活性酸素種とフリーラジカルによる脳虚血再灌流障害と考えられ、 これらは脳梗塞・脳浮腫の増悪、頭蓋内出血を引き起こしていますが、現時点で有効性が認められ国に認可された治療薬はありません。 CTB211は、活性酸素種を消去することにより神経細胞を保護し、高い効果が期待されており、非臨床試験でも効果が認められています。



私たちは病気や怪我で苦しむ患者さんが活動的な生活をおくれるように、
得意領域である脳疾患を筆頭に、画期的な治療法を研究・開発しています。


CTB211
・粒径20-30nmのミセル構造の高分子ラジカル消去化合物(レドックスナノ粒子)
・病巣、組織、細胞内で高い薬効持続性と安全性をもつ
・血栓回収療法後の再灌流障害を抑制する新たな高分子ラジカル消去剤として開発
・脳と臓器を護る高分子医薬、医療機器としてパイプライン開発

血栓回収を受ける虚血性脳卒中
エントリー市場(SOM)で500億円以上のグローバルマーケットが拡大していく

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